魔の時

あまりにも おだやかな 日常が続くのを
しあわせと思うこと そう言い聞かせてさ

いつもの紅茶で 思い出を語ろう
流行りのスイーツの 甘さを確かめ
とりとめのない夢を いくつも並べてさ
微笑むだけでいい
ふとした隙に 時空がずれる

あの時を やり直せたら なにもかも 違ったはずと
叶わない 想いがよぎる 魔の時を やり過ごすのにも 慣れてしまい

このまま 何事も無く おそらく終わるだろう
すべてに感謝しよう そう言い聞かせてさ

冬は寒いから 表には出ずに
春は日向で うたた寝しよう
夏はリゾートで 涼んでいればいい
秋が淋しいのは 何故
ふとした隙に 世界が歪む

あの時に 壊れて消えた 激しくて脆すぎた愛
二度とはない あれが最後と そう言い聞かせたはず

あの時を 甦らせる 魔の時が 今を壊すよ
それでもいい もう一度だけ そう想うぐらいは 許されるだろうか