いびつな月のはからい

妖しい 夜の幻燈
窓を往き交う気配で 目が冴えて眠れない
このまま 夢見るよりは
手招く影を頼って 道に迷ってみようかな

「外は 危ないわ 何も見えない」
「ここも 危ないよ 同じことさ」

いびつな月のはからい 君と僕を試す
ようで まるで すべて きっと


しっかり 手をつないでさ
やがて 目も慣れてくれば 闇は わりと明るくて
はじめて 見る景色だね
霧の 鏡に映った 君と僕が望むこと

瞳 閉じて やわらかい・・・
言葉 ふさぎ からませる からみあう

「それは 言えないわ 秘密だもの」
「そうだ 言わないで 当ててみせる」

いびつな月のはからい 君と僕の影が
まざる とける きえる そっと


妖しい 夜の幻燈
少しだけ 嘘をついて さあ